このアップデートの概要
「パソコンを再起動するとライセンス認証が外れ、自動文字起こしフォルダなどライセンス登録が必要な機能が使えなくなる」不具合の原因を特定し、修正しました。原因はアプリ側の認証情報の保存処理にあり、お客様の操作やご利用環境に問題があったわけではありません。
あわせて、単語帳・進捗表示の不具合修正と、お試し期間の自動開始(Ver.3.0.3 相当)も本バージョンに含まれています。前回の公開版は Ver.3.0.2 のため、Ver.3.0.4 は 3.0.2 からの差分すべてを含みます。
不具合の内容
- ライセンス情報・設定・履歴は、ユーザーフォルダ内の設定ファイルに保存しています。
- この設定ファイルの読み書きが特定の条件で重なると、保存されていた認証情報が失われることがありました。
- また、起動時に設定ファイルの読み込みがうまくいかなかった場合に、認証済みであっても未登録として扱ってしまうことがありました。
- 共有パソコンなどで再起動のたびに利用者フォルダを初期化する運用をされている場合は、設定ファイル自体が消えるため認証も失われていました。
対応内容
- データ保護を最優先に変更: 設定ファイルを安全に読み書きできない状態では、書き込みそのものを行わないようにしました。これにより、保存済みのライセンス情報が失われることはありません。
- 認証を勝手に取り消さない保存方式: 保存時には必ず保存済みの内容を確認し、有効な認証が保存されていれば、その認証を維持するようにしました(お客様ご自身による「認証解除」の操作は従来どおり反映されます)。
- 認証情報の二重保存と自動復元: 認証情報を
C:\ProgramData\FullyLocalTranscribeにも保存し、本体側の設定ファイルが失われていた場合は起動時に自動で復元します。 - 読み込み失敗時の安全動作: 設定ファイルの読み込みに失敗した起動では、書き戻しやお試し期間の開始処理を行わず、次回の正常な起動で判定し直します。
- いずれも完全ローカル動作のままで、認証のためにインターネットへ接続することはありません(従来どおり外部送信ゼロ)。
あわせて修正・改善した点
- 単語帳: 結果画面で長い英字の固有名詞(社名・製品名など)を直しても単語帳に登録されないことがある不具合を修正しました。英数字だけの単語は 32 文字まで登録できます。また、登録対象にならなかった場合は画面でお知らせするようにしました(何も起きず分かりにくい状態を解消)。
- 進捗表示: 進捗が 90% で止まったあと 84% まで戻ってしまう表示の不具合を修正しました(表示のみの問題で、文字起こし結果に影響はありません)。
- お試し期間: インストール後の初回起動で、2 週間の無料お試し(全機能)が自動的に始まるようになりました。以前は開始ボタンを押す必要があり、気づきにくい状態でした。ライセンス案内の文言も整理しています。
更新のしかた
Ver.3.0.2 をお使いの方は、以下のどちらの方法でも更新できます。文字起こしの履歴・設定・ライセンス情報はユーザーフォルダに保存されているため、どちらの方法でも引き継がれます。
- アプリのファイルだけを差し替える(おすすめ)
新しい ZIP を展開し、中の「完全ローカル文字起こしツール.exe」だけを、今お使いのフォルダの同名ファイルに上書きコピーします。アプリフォルダ内のconfigフォルダ(単語帳)がそのまま残るため、この方法が安全です。 - フォルダごと入れ替える
新しい ZIP を新しいフォルダに展開してお使いください。この場合、登録済みの単語帳を引き継ぐには、旧フォルダのconfigフォルダを新フォルダへ上書きコピーしてください。
Ver.2.0.0 以前からの更新は、互換性がないため ZIP をフォルダごと入れ替えてください。
法人でご利用のお客様へ
- 共有パソコンや、再起動時に環境を元に戻す仕組み(環境復元ソフト・シンクライアント運用など)をお使いの場合、Ver.3.0.4 では認証情報が自動復元されますが、
C:\ProgramData\FullyLocalTranscribeフォルダを復元の対象から除外していただくと、より確実にご利用いただけます。 - ライセンスはパソコン単位で管理され、認証もこのパソコン内だけで完結します。認証のために社外へ通信することはありません。
- 複数台への導入や台数のご相談はお問い合わせから承ります。
これまでのバージョンの詳細は、Ver.3.0.2 リリースノート、Ver.3.0.0 アップデート詳細、Ver.2.0.0 アップデート詳細をご覧ください。