セキュリティチェックシート回答集

情報システム部門の導入審査で問われる30項目に、現行版の実際の挙動にもとづいてお答えします。設問と回答が対になっているので、このページをそのまま社内で共有・印刷していただけます。

対象製品:完全ローカル文字起こし(Windows版)/対象バージョン:Ver.4.5.5/最終更新:2026年9月9日

この資料の使い方

導入をご検討いただく際、現場のご担当者ではなく情報システム部門や稟議の側で確認が止まることが少なくありません。本ページは、そこで実際に問われる項目を先回りしてまとめたものです。

  • 設問と回答が上から順に並んでいます。URLをそのまま社内に転送してご利用ください。
  • ブラウザの印刷機能でA4用紙に出力できます(ナビゲーションは印刷されません)。稟議書への添付にお使いいただけます。
  • 貴社所定のチェックシート書式がある場合は、その書式に記入してご返送します。末尾のご案内をご覧ください。

なお、現時点で正確にお答えできない事項は、本ページに断定的な記載をしていません。該当する項目は「本ページに記載していない事項」に明示しています。

要点

審査で見られる点本製品の状態
音声・文字起こし結果・要約の外部送信なし。送信する機能自体を実装していません
アプリが接続する外部ホスト2つのみ(ライセンス有効期限の確認/更新プログラムの取得)。オフライン発行を選べば0になります
インストールと管理者権限インストーラを使用せず、管理者権限は不要です
閉域網(インターネット非接続)での利用可能。AIモデルは配布ファイルに同梱済みです
実行ファイルのコード署名現在は未署名です(SmartScreenの警告が表示されます)。詳しくはD-4
更新パッケージの改ざん対策電子署名(Ed25519)で検証してから適用します

A. 外部との通信

A-1音声データ・文字起こし結果・要約結果が外部へ送信されることはありますか。

送信されません。音声の文字起こし、AIによる要約、AIチャット、話者の振り分け、単語登録のいずれも、お使いのパソコンの中だけで処理されます。音声データ・文字起こし結果・要約結果を外部へ送信する機能そのものを実装しておらず、クラウドへ送信するモードや設定も用意していません。

A-2アプリケーションが通信する接続先を、すべて挙げてください。

次の2つだけです。(1)fullylocaltranscribe.com — ライセンスの有効期限を確認するための通信で、ライセンスを登録している場合にのみ発生します。(2)fullylocaltranscribe-dl.fullylocaltranscribe.workers.dev — 更新プログラムを取得するための通信で、利用者がアプリ内の「更新を確認」を押したときにのみ発生します。この2つ以外に外部へ接続することはありません。

A-3通信が発生する頻度とタイミングを教えてください。

A-2の(1)は、月額プランで月1回程度、年額プランで年1回程度です。アプリを起動しただけでは通信しません。買い切り(永続ライセンス)は有効期限がないため、この確認自体が発生しません。A-2の(2)は、利用者がボタンを押したときだけ発生します。定期的な自動更新や、起動時の自動確認は行いません。

A-4その通信では、どのような内容が送信されますか。

A-2の(1)では、ご登録のメールアドレス、ライセンスキー(または発行済みの署名付きトークン)、アプリのバージョン、端末識別子を送信します。端末識別子はアプリが生成したランダムな値であり、コンピューター名・製造番号・MACアドレスといったハードウェア情報は含みません。A-2の(2)は更新情報の取得のみです。いずれの通信にも、音声データ・文字起こし結果・要約結果は一切含まれません。

A-5通信は暗号化されていますか。

HTTPS(TLS)で暗号化しています。サーバー証明書の検証はWindowsの証明書ストアを用いて行います。社内プロキシでTLSインスペクション(SSL可視化)を実施している環境では、証明書の検証に失敗して通信できない場合があります。その場合は、ネットワーク接続を必要としないオフラインでのライセンス発行に切り替えていただけます。

A-6外部通信を一切許可できない閉域網でも利用できますか。

利用できます。インストーラを使わず、音声認識・要約に使うAIモデルも配布ファイルに同梱しているため、初回起動時のダウンロードも発生しません。ライセンスは、ネットワーク接続を必要としないオフライン発行に対応しています。発行したライセンス情報を貼り付けるだけで有効化され、以後の認証通信は発生しません。配布ファイルの入手のみ、インターネットに接続できる別のパソコンで行い、記録媒体などで対象の端末へお移しいただく必要があります。

A-7通信できないとき、アプリの動作はどうなりますか。

ライセンスの有効期限確認に失敗した場合でも、14日間の猶予期間のあいだはそのままご利用いただけます。文字起こし・要約などの処理そのものには影響しません。通信は10秒でタイムアウトして処理に戻るため、画面が応答しなくなることはありません。

A-8ファイアウォールで許可すべき宛先を教えてください。

fullylocaltranscribe.com(TCP 443)と、fullylocaltranscribe-dl.fullylocaltranscribe.workers.dev(TCP 443)の2つです。オフラインでライセンスを発行し、更新もファイルの入れ替えで行う運用であれば、どちらも許可は不要です。

B. データの保存先と削除

B-1音声データと文字起こし結果は、どこに保存されますか。

利用者が指定した保存先フォルダに保存されます。端末内のフォルダのほか、社内ネットワーク上の共有フォルダも指定できます。既定ではアプリの出力フォルダに保存します。クラウドへの同期やバックアップは行いません。

B-2出力されたファイルは暗号化されますか。

アプリは、編集ソフトでそのまま開けるテキスト形式(.txt / .srt など)で保存します。ファイル単位で暗号化する機能は持っていません。保存時の暗号化は、BitLockerによるドライブ暗号化、保存先フォルダのアクセス権設定、共有フォルダの暗号化など、OS・基盤側の仕組みでご対応いただく前提です。外部への送信が発生しないため、保護すべき対象は保存されたファイルに絞られます。

B-3設定・単語帳・ライセンス情報は、どこに保存されますか。

Windowsのユーザープロファイル配下(%APPDATA%\FullyLocalTranscribe)に保存します。ここに単語帳(custom_words.csv)、表記ゆれの学習データ、および設定・履歴・ライセンス情報のファイル(app_data.json)が置かれます。あわせて、パソコンの入れ替えやプロファイル破損時に復元できるよう、ライセンス情報の控えを C:\ProgramData\FullyLocalTranscribe にも保存します。

B-4アンインストールの方法と、削除後に残るものを教えてください。

インストーラを使用しないため、配布ファイルを展開したフォルダを削除するだけでアプリ本体は取り除けます。あわせて %APPDATA%\FullyLocalTranscribe と C:\ProgramData\FullyLocalTranscribe を削除すると、設定・単語帳・ライセンス情報も消えます。文字起こし結果や要約結果は利用者が指定した保存先に残りますので、必要に応じて別途削除してください。なお、アプリが作成するファイルの網羅的な一覧(一時ファイルの生成場所やWindowsレジストリの使用有無を含みます)は、本ページに記載していない事項として個別にご回答します。

B-51台のパソコンを複数名で共用する場合、データは分離されますか。

設定と単語帳はWindowsのユーザープロファイル単位で保持されるため、利用者ごとに分かれます。一方、文字起こし結果の保存先は利用者が指定したフォルダになりますので、共用端末で利用者間の分離が必要な場合は、保存先をユーザーごとに分け、フォルダのアクセス権を設定してください。

C. ログ・監査

C-1ログはどこに、どのような形で出力されますか。

エラー発生時の記録(error.log)と、異常終了時の記録(crash.log)を、アプリのフォルダおよび %APPDATA%\FullyLocalTranscribe に出力します。いずれも端末内のファイルであり、外部へ自動送信する仕組みはありません(外部への接続先はA-2の2つに限られます)。不具合のお問い合わせでは、利用者ご自身でご確認のうえ添付していただく運用です。ログに記録される項目の詳細は、本ページに記載していない事項として個別にご回答します。

C-2操作ログ・監査ログを取得する機能はありますか。

ありません。「誰が・いつ・何を文字起こししたか」をアプリ側で記録する機能は持っていません。監査記録が必要な場合は、出力先フォルダに対するWindowsのファイルアクセス監査など、基盤側の仕組みでの取得をご検討ください。

C-3利用統計やクラッシュレポートなどのテレメトリを外部へ送信していますか。

送信していません。利用状況の収集も、クラッシュレポートの自動送信も行っていません。外部への接続はA-2に挙げた2つに限られます。

D. 導入・実行環境

D-1導入に管理者権限は必要ですか。

不要です。配布ファイルを展開し、フォルダ内の実行ファイルを起動するだけでご利用いただけます。インストーラの実行、サービスの登録、端末の再起動はいずれも必要ありません。

D-2複数台へ展開する方法を教えてください。

1台で展開・設定したフォルダを、そのままコピーして各端末へ配布できます。展開済みのフォルダを複製できるため、マスターイメージへの組み込みにも対応できます。単語帳は custom_words.csv を配布用フォルダに同梱しておくと、各端末の初回起動時に自動で取り込まれます。このファイルに設定やライセンス情報は含まれないため、配布しても各端末の設定には影響しません。

D-3動作要件を教えてください。

OSは Windows 10 / 11(64bit)および Windows Server 2016 / 2019 / 2022 に対応しています。最小要件は4コアCPU・メモリ8GB、推奨は8コアCPU・メモリ16GBです。GPUは必須ではなく、CPUのみで全機能が動作します(NVIDIA GPUがある場合は追加パックで高速化できます)。ストレージの空き容量は、通常版が展開後約3.9GB、要約機能を含む版が展開後約10.3GBで、展開作業中の一時的な使用分を含めるとそれぞれ約8GB以上・約21GB以上を見込んでください。常駐して待機し続けるアプリではなく、起動して使っているあいだだけ動作します。

D-4実行ファイルにデジタル署名(コード署名)はありますか。

現在、実行ファイルへのコード署名は行っていません。そのため、初回起動時に Microsoft Defender SmartScreen の警告画面(「WindowsによってPCが保護されました」)が表示されます。[詳細情報]をクリックし、[実行]を選ぶことで起動できます。検証時に必ず目にする挙動ですので、あらかじめ明示しておきます。署名の取得は費用が価格に転嫁される事柄でもあるため、貴社の審査要件をうかがったうえで、対応方針を個別にご相談させてください。

D-5配布ファイルが改ざんされていないことを、どのように確認できますか。

配布ファイルのSHA-256ハッシュ値を個別にお伝えしますので、ダウンロード後に照合してください。現時点ではサイト上に掲載していないため、お問い合わせいただいた際にお知らせします。あわせて、貴社のウイルス対策製品でスキャンした結果をご確認いただくことも可能です。導入検証の期間中に、切り離した端末でスキャンと動作確認を行っていただけます。

D-6同梱している第三者コンポーネントと、そのライセンスを教えてください。

AIモデル・エンジンは次の4つのみで、これ以外のモデル・エンジンは使用も同梱もしていません。音声認識モデル Whisper large-v3(OpenAI・米国/MIT)、音声認識エンジン faster-whisper(CTranslate2・オープンソース/MIT)、要約モデル Gemma 4 12B it-QAT(Google DeepMind・米国/Apache 2.0)、要約エンジン llama.cpp(オープンソース/MIT)です。いずれも配布ファイルに同梱した状態でお届けし、実行時にダウンロードされることはありません。同梱するその他のオープンソースライブラリとライセンス表記の一覧は、ご要望に応じて個別にご提供します。

D-6の補足:同梱するAIモデル・エンジンの一覧
区分名称提供元ライセンス
音声認識モデルWhisper large-v3OpenAI(米国)MIT
音声認識エンジンfaster-whisper(CTranslate2)OpenNMT(オープンソース)MIT
要約モデルGemma 4 12B it-QATGoogle DeepMind(米国)Apache 2.0
要約エンジンllama.cppオープンソースMIT

E. 更新

E-1更新の仕組みを教えてください。利用者の知らないうちに更新されることはありませんか。

Ver.4.5.5以降は、アプリ内の「更新を確認」を押したときにだけ更新します。自動更新も、起動時の自動確認も行いません。従来どおり、配布ファイルを上書き展開する方法で更新することもできます。端末側で更新を実施させたくない場合は、更新用の通信先を許可しない運用も可能です。

E-2更新パッケージの改ざん対策はどうなっていますか。

更新情報にはEd25519による電子署名を付けており、アプリに埋め込んだ公開鍵で検証してから適用します。署名の検証に失敗した場合や、より古いバージョンへ差し戻そうとする内容だった場合は適用しません。

E-3更新すると、設定や単語帳は消えますか。

消えません。設定・単語帳・ライセンス情報はユーザープロファイル配下にあるため、アプリの更新では失われません。ただし、配布ファイルを「フォルダごと削除してから再展開」する方法で入れ替えた場合、アプリのフォルダ内の config フォルダに置いた単語帳は消えます。フォルダを入れ替える場合は、config フォルダを新しいフォルダへ上書きコピーしてください。

F. ライセンス・契約・事業者

F-1ライセンスの単位と、端末を入れ替える場合の扱いを教えてください。

1ライセンス=ご利用者1名(パソコン1台)です。月額500円、年額5,000円、買い切り(永続ライセンス)15,000円のいずれも、この単位は同じです(いずれも税込・1ライセンスあたり)。パソコンを入れ替える際は、新しい端末で同じライセンス情報をご登録いただければ移行できます。旧端末での解除手続きは必要ありません。

F-2請求書払い・見積書・適格請求書に対応していますか。

対応しています。請求書払い(銀行振込)、見積書の発行、適格請求書(インボイス)の発行が可能です。適格請求書発行事業者の登録番号は T5810821589645 です。買い切り(永続ライセンス)は継続課金ではないため、単年度の物品購入としてご処理いただけます。

F-3サポート窓口と、サポートの範囲を教えてください。

メールで承ります。技術サポートは support@fullylocaltranscribe.com、契約・請求などのご相談は info@fullylocaltranscribe.com、法務・事業者確認に関するご連絡は info@hoshimonodesign.com です。月額・年額プランはご契約期間中サポートの対象です。買い切り(永続ライセンス)のメールサポートは購入から1年間で、2年目以降も継続をご希望の場合は任意で1ライセンスあたり年額3,000円(税込)です。サポートを継続されない場合も、ソフト自体は最新版まで含めてそのままお使いいただけます。

F-4提供事業者の情報を教えてください。

Hoshimono Design(ホシモノデザイン)が開発・提供しています。日本国内の個人事業として運営しており、適格請求書発行事業者の登録番号は T5810821589645、D-U-N-S Number は 699912820 です。所在地は特定商取引法に基づく表記のとおり詳細を非公開としていますが、取引先登録などで開示が必要な場合はお申し付けいただければ速やかにご提供します。

F-5個人情報はどのように取り扱われますか。

アプリが取得する個人情報は、ライセンスをご登録いただく際のメールアドレスのみです。音声データ・文字起こし結果・要約結果を当方が取得することはありません。当サイトのお問い合わせフォームやアクセス解析における取り扱いは、プライバシーポリシーに定めています。導入審査で書面の提出が必要な場合は、書式に合わせてご提出します。

本ページに記載していない事項

次の3点は、現時点で正確にお答えできる状態にありません。不確かなことを「問題ありません」とお答えして、後の検証で食い違いが出ることのほうが、双方にとって損失が大きいと考えています。そのため、本ページには断定的な記載をしていません。チェックシートやヒアリングでお尋ねいただければ、確認のうえ個別にご回答します。

1. コード署名の今後の対応方針

現在署名を行っていないこと自体はD-4に記載のとおりです。証明書を取得するかどうか、取得する場合の時期については、価格への影響もふまえて検討中であり、確定した予定をお示しできません。

2. アプリが作成するファイルの網羅的な一覧

主な保存先はB-3C-1に記載していますが、一時ファイルの生成場所と削除のタイミング、Windowsレジストリの使用有無、ログに記録される項目の詳細については、実装をあらためて確認したうえでご回答します。

3. 事業継続性に関する取り決め

個人事業として運営しているため、提供元に不測の事態が生じた場合のライセンスとサポートの取り扱いは、ご確認いただくべき事項だと認識しています。契約条件に関わるため、ご要望をうかがったうえで個別にご回答します。なお、オフラインで発行したライセンスは以後の認証通信が発生せず、買い切り(永続ライセンス)には有効期限の確認という仕組み自体がありません。

チェックシート書式での個別回答について

貴社・貴団体で所定のセキュリティチェックシートや情報セキュリティ確認票の書式をお持ちの場合は、その書式に記入してご返送します。Excel・Word・PDFのいずれの形式でも承ります。本ページに記載のない設問についても、確認できる範囲でお答えし、確認が必要な事項はその旨を明記してご回答します。

情報システム部門の方へ

チェックシートをお送りください。記入してお返しします。

回答に確認が必要な項目は、その旨を明記したうえでご返答します。稟議用の1ページ資料もご用意しています。

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