このアップデートの概要
今回は新機能の追加ではなく、実際のお客様のご利用環境で見つかった「静かに失敗する」問題を集中的に直したアップデートです。エラーになったファイルの自動再試行、音声変換の仕組み(ffmpeg)が起動できない状態の検知、音量の小さい通話音声での発言欠落、起動時に画面が出ないまま終了してしまう場合の原因記録など、5件の不具合を修正しています。
なお、直前の Ver.4.5.0 では、文字起こし結果をAIといっしょに仕上げる「AIチャット」「AI話者分離」などの機能を追加しました(Ver.4.5.0 リリースノート)。文字起こしそのものの精度・速度や、これらの機能の操作方法に変更はありません。
① エラーになったファイルを自動で再挑戦するようになりました
自動文字起こしフォルダで処理中にエラーになってしまったファイルを、時間を置いて自動的に再試行するようになりました。ウイルス対策ソフトの一時的なブロックなど、時間が経てば解消する原因の場合、これまでは手動でやり直す必要がありましたが、今後はアプリが自動で気づいて再挑戦します。
- 初回の再試行はエラー発生から30分後に行います。
- それでもうまくいかない場合は、間隔を延ばしながら最大24時間まで自動で試み続けます。
② ffmpeg(音声変換の仕組み)が起動できない状態を検知するようになりました
一部の環境で、アプリに同梱されている音声変換の仕組み(ffmpeg)自体が起動できなくなっていると、これまでは原因が分からないまま処理が失敗し続けることがありました。今回、この状態を検知して利用者へお知らせするようにしました。
- 状態が復旧すると、自動文字起こしフォルダ経由のファイルは自動的に再処理されます。
③ 音量の小さい通話音声で、実際の発言が消えてしまう不具合を修正
電話の録音など音量が小さい音声で、実際に話されている内容が結果から抜け落ちてしまうことがある不具合を修正しました。無音と判断する基準を、音声ごとの音量に合わせて調整するように変更しています。
④ 起動時に何も表示されず終了してしまう場合の原因が分かるようになりました
ごく一部の環境で、アプリ起動時に画面が出ないまま終了してしまうことがありました。今回、こうした状況が起きた場合に原因を記録する仕組みを追加し、次回以降の起動時にも「前回正常に終了しなかったようです」とお知らせするようにしました。
- 起動前にパソコンの空きメモリを確認し、不足していそうな場合は事前にお知らせする機能もあわせて追加しています。
⑤ そのほか、細かな不具合を修正
- モデル読み込みエラー時の案内ダイアログが、アプリを閉じる操作と重なるとエラーになることがある不具合を修正しました。
更新のしかた
更新方法は、お使いのバージョンによって異なります。
Ver.4.5.0をお使いの方
今回は不具合修正が中心のアップデートのため、更新ファイルの上書きだけで更新できます。アプリ一式(フォルダごと)の入れ替えは不要です。
- アプリを終了し、ダウンロードページから更新ファイルを取得します。
- 今お使いのアプリのフォルダに展開し、そのまま上書きコピーしてください。
単語登録・設定・ライセンス情報・AIチャットの履歴などは更新の影響を受けず、そのまま引き継がれます。
Ver.4.5.0より前のバージョンをお使いの方/新規にご利用の方
これまでどおり、アプリ一式(フォルダごと)の入れ替えが必要です。文字起こしの履歴・設定・ライセンス情報はユーザーフォルダに保存されているため、そのまま引き継がれます。
- ダウンロードページから新しいZIPを取得し、新しいフォルダに展開してください。
- 単語登録(単語帳)・AIチャットの履歴・「整形前」テキストを引き継ぐには、今お使いのフォルダにある
configフォルダを、新しいフォルダへ上書きコピーしてください。
※ アプリのフォルダの場所が分からないときは、アプリのショートカットを右クリック →「ファイルの場所を開く」で開けます。更新後の初回起動で青い保護画面(「WindowsによってPCが保護されました」)が出た場合は、「詳細情報」→「実行」で起動できます。