Vibeの文字起こしは安全か

結論から言うと、公式リポジトリには、Vibeの文字起こしが利用者のパソコンの中で動く旨が記載されています。完全にオフラインで文字起こしを行い、データが端末の外に出ない旨も書かれています。それでも審査が終わらない理由と、端末内でも残るリスクを整理しました。

公式情報の確認日:2026年10月17日/最終更新:2026年10月17日

このページの結論(2026年10月17日時点の公式記載)

  • 公式READMEには、文字起こしは完全にオフラインで行い、データが端末の外に出ない旨が記載されています。
  • 一方、要約の機能でClaude APIを使う旨の記載があり、送信される範囲は記載を確認できませんでした。業務で使う場合は、利用中の版の設定を確認してください。
  • MITライセンスで無償配布され、無保証です。日本語の問い合わせ窓口と請求書の発行は、公式情報で確認できませんでした。

このページの立場

本ページは、Vibeの公式リポジトリ・公式ドキュメントに記載されている情報を整理したものです。優劣を比較するものではなく、公式に確認できない仕様を推測で書くことはしていません。確認できなかった項目は「確認できませんでした」と明記しています。記載は公式情報の確認日時点のもので、仕様は変更されることがあります。なお、当サイトの運営者は、競合する製品(完全ローカル文字起こし)の開発元です。判断の前に必ずVibeの公式リポジトリの最新の記載をご確認ください。Vibeは第三者が開発するオープンソースソフトウェアであり、当サイトとは関係ありません。

公式READMEでは、文字起こしは端末内で動くと記載

「Vibeは安全ですか」という検索の裏にある問いは、たいてい「自分がアップロードした会議の音声は、どこへ渡り、どこに残るのか」です。

Vibeについては、公式の記載は次のとおりです。公式リポジトリのREADMEに、完全にオフラインで文字起こしを行い、データが端末の外に出ない旨(fully offline transcription, no data ever leaves your device)が記載されています。

クラウド型の文字起こしサービスで論点になる「送信先はどこか」「保管期間は何日か」「学習に使われるか」は、端末内で処理する方式ではそもそも該当しません。稟議で毎回この3つを説明しているなら、その手間は消えます。

ただし、それで安全の話が終わるわけではありません。端末内で完結する方式には、クラウド型とは別のリスクと、別の止まり方があります。以下ではまず公式に確認できる事実を並べ、そのうえで残るリスクを整理します。リスクの所在そのものの全体像は文字起こしセキュリティガイドにまとめています。

録音した音声の行き先を比べた図。クラウド型は音声を事業者のサーバーへ送って処理するため、保管先・学習利用・そもそも外に出してよい音声かの3点を確認する必要がある。端末内で完結する方式は音声が端末の外に出ないため、保管先と学習利用は「該当なし」になる
図は横にスクロールできます

公式情報で確認できたこと

項目公式情報の記載出典
ライセンスMIT ライセンス。公式リポジトリ
処理の場所READMEに、完全にオフラインで文字起こしを行い、データが端末の外に出ない旨が記載されています。公式リポジトリ
音声認識エンジンwhisper.cpp を通じて OpenAI の Whisper モデルを利用すると記載されています。公式リポジトリ
対応OSmacOS、Windows、Linux に対応と記載されています。公式リポジトリ
モデルの入れ替え設定からモデルを変更でき、独自のモデルを自分のサイトから追加する方法(vibe://download/?url=<model url>)が記載されています。公式リポジトリ
位置づけ公式サイトでは local-first(端末内での処理を前提とする)文字起こしとして説明されています。公式サイト
費用無償で配布されています。公式リポジトリ

※ 上表は公式情報の確認日時点で公開されていた記載にもとづく整理です。オープンソースのため、仕様は更新のたびに変わることがあります。

公式情報では確認できなかったこと

導入審査でよく問われるのに、公式の記載を確認できなかった項目です。「書かれていない=欠陥」ではありません。無償で配布されているオープンソースでは、そもそも提供されない種類のものが含まれます。

審査で問われる項目状況
要約など一部機能での外部API利用の正確な範囲READMEには、文字起こし本体はオフラインで動く一方、要約の機能でClaude APIを使う旨の記載があります。送信される範囲や、既定で有効かどうかまでは記載を確認できませんでした。業務で使う場合は、利用中の版の設定画面で外部通信を伴う機能が有効になっていないかを確認してください。
日本語のサポート窓口公式リポジトリ・公式サイト上では確認できませんでした。不具合の報告はGitHubのIssueで行う形です。
障害時の保証・応答時間の取り決め記載は確認できませんでした。MITライセンスの条文は、ソフトウェアを「現状有姿(AS IS)」で提供し、いかなる保証も行わない旨を定めています。
請求書・適格請求書(インボイス)の発行無償で配布されているため、そもそも請求という行為がありません。
商用利用時の責任の所在MITライセンスは、著作権者が損害について責任を負わない旨を定めています。業務で使う場合、不具合や情報事故の責任は利用者側に残ります。

ローカルでも残るリスク

音声が端末から出なくても、次の経路は残ります。これはVibeに限らず、端末内で処理するすべての方式に共通します。

業務で使うときに止まりやすい2点

技術的には問題がなくても、社内手続きの側で止まることがあります。よくあるのは次の2つです。

  1. 無保証であること。MITライセンスは、ソフトウェアを「現状有姿(AS IS)」で提供し、明示・黙示を問わずいかなる保証もしない旨、そして著作権者は損害について責任を負わない旨を定めています。不具合や疑問が出たとき、回答を求められる窓口がありません。
  2. 請求書が出ないこと。無償なので当然ですが、経費計上や資産計上ができず、「何を使っているか」を会計上の記録として残せません。ソフトウェア資産の棚卸しをしている組織では、ここで一度止まります。

どちらもオープンソースの設計上当たり前のことで、欠陥ではありません。個人の作業や検証では、この2点はまったく問題になりません。問題になるのは、組織として導入し、稟議と監査を通す段になってからです。

組織で導入することになった方へ

複数台への配布、請求書・見積書、日本語の問い合わせ窓口が必要な場合はご相談ください。端末内で完結する方式のまま、情報システム部門の審査で問われる34項目への回答を用意しており、貴社所定のチェックシートへの記入もお引き受けします(導入検証は2週間無料)。

同じ「端末内で完結」を、窓口と請求書つきで使う選択肢

Vibeを使っていて困っていないなら、変える必要はありません。音声が端末から出ないという一番大事な性質は、すでに満たされています。

当サイトの「完全ローカル文字起こし」はWindows向けの、端末内で完結するソフトです。外部送信の有無・導入のしかた・価格などの事実関係は審査で止まったときの選択肢にまとめています。

よくある質問

公式リポジトリのREADMEには、完全にオフラインで文字起こしを行い、データが端末の外に出ない旨が記載されています。音声を事業者のサーバーへ送る方式ではないため、クラウド型で論点になる送信先・保管期間・学習利用は該当しません。一方で、端末の紛失や、出力先フォルダがクラウド同期の対象になっている場合など、別の経路のリスクは残ります。また、MITライセンスは無保証を定めているため、業務利用では責任の所在を自社で引き受けることになります。

文字起こしの処理そのものは端末内で行われると記載されています。ただし、音声認識モデルは初回にダウンロードする必要があります。これは音声を送る通信ではありませんが、ネットワークが完全に遮断された端末では、別のPCで取得して持ち込む手順が必要になります。また、要約のような一部の機能では外部のAPIを使う選択肢があると読み取れる記載があるため、業務で使う場合は設定画面で確認してください。

MITライセンスは商用利用を許諾しています。ただし同じライセンスが、ソフトウェアを現状有姿(AS IS)で提供し、いかなる保証も行わないこと、著作権者は損害について責任を負わないことを定めています。業務で使う場合、不具合や情報事故の責任は利用者側に残ります。

無償で配布されているため、請求という行為がありません。経費計上や資産計上を前提にする場合は、有償で提供されているソフトウェアを検討することになります。

音声が端末から出ないという点は同じです。違うのは周辺で、モデルを同梱している場合は初回のダウンロードが不要なため、ネットワークに一度もつながっていない端末でも持ち込んでそのまま動きます。ほかに、日本語の問い合わせ窓口があるか、請求書が出るか、専門用語の自動学習のような業務向けの機能があるか、といった違いがあります。

文字起こし自体はオフラインで動作すると記載されていますが、音声認識モデルの初回取得には外部通信が必要です。閉域網で使う場合は、別の端末でモデルを取得して持ち込む運用になります。「一切通信しない」と説明する必要がある場合は、この点を確認したうえで書いてください。

Vibeは第三者が無償で配布しているオープンソースで、日本語の問い合わせ窓口や請求書の発行は公式情報では確認できませんでした。端末内で完結する方式のまま、窓口・請求書・審査対応が必要な場合の選択肢として、当サイトの「完全ローカル文字起こし」があります。AIモデルを同梱したWindows向けソフトで、インストール不要・管理者権限不要、オフラインでも動作し、利用者が設定しない限り音声やテキストを外部へ送信しません。個人利用は無料、商用・法人利用は月額500円(税込)/年額5,000円(税込)、買い切りは1ライセンス15,000円(税込)で、導入検証は2週間無料、インボイス(適格請求書)に対応しています。情報システム部門のチェックシートへの記入や導入のご相談は、お問い合わせフォームで承ります。34項目の回答はセキュリティチェックシート回答集をご覧ください。

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※ 本記事は一般的な情報であり、法的助言ではありません。具体的な事案については、自社の法務部門や弁護士など専門家にご相談くだ各社名・サービス名は各社の商標または登録商標です。当社とは無関係です。さい。他社ソフトウェアの仕様・ライセンスは、当該提供元の公式情報が優先します。

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