Ver.4.6.0

自動フォルダの文字起こし結果が、
メールで届くようになりました

録音ファイルを自動フォルダに入れておけば、文字起こしが終わるとすぐに、結果がメールで届きます。宛先はフォルダごとに決められるので、電話の用件ごとに担当者やタスク管理ツールへ振り分けることもできます。

活用例の図。1 電話を受ける、2 録音が用件ごと(修理・見積・解約)のフォルダに保存される、3 完全ローカル文字起こしが文字起こしと要約を行い、終わったらすぐに要約・全文・保存場所をメールで自動送信する(音声はこのパソコンの外に出ない)、4 StockやEvernoteが受け取り、担当者を決めてタスクにする。電話を切って数分後には担当者が動き出せ、聞き直しや転記の手間がなくなる
活用例:電話の録音を用件ごとのフォルダに保存し、文字起こし結果をタスク管理ツールへ届ける

このアップデートの概要

自動フォルダ(音声・動画を入れておくと自動で文字起こしされるフォルダ)で処理が終わるたびに、指定したメールアドレスへ結果を送れるようになりました。メールには文字起こしの全文(要約を作った場合は要約も)が入っています。アプリを開かなくても、メールだけで内容を確認できます。

あわせて、アプリ内アップデートを改善し、取得するファイルが大幅に小さくなりました(Ver.4.5.5 からの更新は約36MB)。また、単語登録で画面の表示と実際の結果が食い違うことがあった点を直し、表示どおりに登録されるようにしました。

文字起こしの精度・速度や、これまでの機能の使い方は変わりません。直前の Ver.4.5.5 では、アプリ内アップデートの不具合を修正しました(Ver.4.5.5 リリースノート)。

① 文字起こしが終わると、結果がメールで届きます

自動フォルダの設定に「完了メールの宛先」を入れておくと、そのフォルダで文字起こしが終わるたびにメールが届きます。パソコンの前に戻らなくても、結果を確認したり、そのまま関係者へ回したりできます。

文字起こしと要約は、これまでどおりお使いのパソコンの中だけで行います。メールで送られるのは文字起こし・要約のテキストと元ファイルの保存場所で、音声・動画ファイルは初期設定では添付しません

たとえば、こんな使い方ができます

  • 会議の録音を自動フォルダに入れて席を離れ、移動中にスマートフォンで内容を確認する
  • 電話の録音を用件ごとのフォルダに分けて保存し、用件ごとの担当者やタスク管理ツールへ届ける
  • 取材や打ち合わせの文字起こし結果を、チームの共有アドレスへ自動で届ける
  • 夜のうちにまとめて処理しておき、翌朝メールで結果を受け取る
担当者に届くメールの例と、それを取り込んだStockのノートの例。メールの件名はファイル名で、本文に要約・全文・元ファイルの保存場所が入り、文字起こし結果が添付されている。Stockのノートは件名と同じタイトルで登録され、担当者が「訪問日を調整して折り返す」というタスクを割り当てている

届くメールと、タスク管理ツール(Stock)に取り込んだノートのイメージ。担当者とタスクはStock側で割り当てます

実際の動き

用件ごとのフォルダ(左上)に通話の録音が入ると、アプリ(左下)が文字起こしと要約を行い、終わるとStock(右)の対応するフォルダにノートとして届きます。
※ 処理を待つ部分は短くしています。通話はサンプル音声です。

設定は2か所だけです

  1. メールサーバーを設定する:環境設定の「メール通知」タブで、お使いのメールサーバー(SMTP)を設定します。「テスト送信」を押すと、その場で届くか確かめられます。
  2. 宛先を入れる:自動フォルダの詳細設定にある「完了メールの宛先」に、メールアドレスを入力します。宛先はフォルダごとに変えられます。空欄のフォルダは、これまでどおりメールを送りません。
環境設定の「メール通知」タブ。SMTPサーバー・ポート・暗号化方式・ユーザー名・パスワード・送信者名・送信元アドレスを入力する欄と、件名、文字起こし結果の添付、元の音声・動画ファイルの添付(既定オフ)、本文の先頭にファイル名・フォルダ・長さを書く、本文に元ファイルの保存場所を書く、の各設定、テスト送信ボタンがある

1. 環境設定の「メール通知」タブ

自動文字起こしフォルダの詳細設定。フォルダごとに、自動文字起こしフォルダ・結果の保存先・完了メールの宛先(空欄なら送りません)を入力する。例として、IVRのフォルダと通話音声のフォルダに、それぞれ別のStockの取り込み用アドレスを設定している

2. 自動フォルダの詳細設定。フォルダごとに宛先を入れます(画面の値は例です)

メールの内容は、用途に合わせて変えられます

  • 本文には、文字起こしの全文が入ります。自動要約をオンにしている場合は、要約ができあがってから、要約入りで届きます。本文の先頭に、ファイル名・フォルダ名・音声の長さを載せることもできます。
  • 件名は、初期設定ではファイル名です。ファイル名・フォルダ名・日時を組み合わせて変えられます({filename}{folder}{datetime}。例:「{filename} の文字起こし結果」)。
  • 文字起こし結果(.txt)や、元の音声・動画ファイルを添付できます。添付の合計が約10MBを超えるときは添付せず、そのことを本文でお知らせします。
  • 元ファイルの保存場所を本文に書くこともできます。※「文字起こし後に削除する」設定と一緒に使うと、メールを開いたときには元ファイルが残っていないことがあります。

送れなかったときも、取りこぼしません

  • 通信の一時的な不調などで送れなかったときは、時間をおいて自動で送り直します。
  • メールサーバーの設定に誤りがあるなど、送り直しても届かない場合は、一覧のその行に「(メール未送信)」と表示されます。
  • 一覧の行を右クリックして「完了メールをもう一度送る」を選べば、いつでも送り直せます。
  • アプリを再起動しても、同じ完了メールが重ねて届くことはありません。「もう一度文字起こし」でやり直した場合は、新しい内容で改めて届きます。
  • 多くのファイルが一度に終わっても、メールサーバーに受け付けてもらえないことがないよう、1通ずつ間隔をあけて送ります。

活用例:タスク管理ツールへ直接届ける

Stock や Evernote のように、メールで内容を取り込めるサービスでは、取り込み用のメールアドレスを宛先にするだけで、文字起こし結果がそのままノートとして登録されます。用件ごとのフォルダに別々のアドレスを設定すれば、電話を切って数分後には、担当者が内容を見て動き出せます。聞き直しや手作業での転記は要りません。

Stock の場合は、メールの件名がノートのタイトルに、本文(要約・文字起こし)がノートの本文になり、添付した文字起こし結果(.txt)もノートに付きます(上の動画のとおりです)。

Stockの「メール→Stock連携設定」画面。フォルダごとに取り込み用のメールアドレスが表示されている

Stockでは、フォルダごとの取り込み用アドレスを設定画面で確認できます

※ Evernote など Stock 以外のサービスでの見え方や、メール取り込み機能の有無・利用条件は、各サービスの案内をご確認ください。Stock、Evernote は各社の商標または登録商標です。

完了メールは、自動フォルダと同じく、ライセンス登録後にお使いいただける機能です。

② アプリ内アップデートが、約3.0GBから約36MBになりました

アプリ内アップデートで取得するファイルを小さくする仕組みを見直しました。これまでは更新のたびにアプリ一式(約3.0GB)を取得していましたが、今回から変わった部分だけを取得します。Ver.4.5.5 から今回の Ver.4.6.0 への更新は、約36MBの取得で終わります。回線が遅い環境でも、短い時間で更新を終えられます。

※ 変更の大きい更新では、これまでどおりアプリ一式の取得になることがあります。どちらになるかはアプリが自動で判断するので、操作は変わりません。

あわせて、更新の準備ができてから再起動を選ぶまでの間にアプリを閉じると、準備済みのファイルが失われ、取得し直しになることがある不具合を修正しました。

③ 単語登録が、画面の表示どおりに反映されるようになりました

単語帳(誤変換を自動で直す語の登録)で、画面の案内と実際の結果が食い違うことがありました。表示を見たまま安心して使えるよう、まとめて直しました。

  • 保存できなかったのに「登録しました」と表示されることがありました。実際に保存できたときだけ表示するようにしました。
  • 一部の誤変換の直し方では、登録できているのに「登録の対象外でした」と表示されることがありました。正しく表示するようにしました。
  • 保存に失敗した直後に保存し直すと、その間に登録した単語が消えることがありました。登録した単語が失われないようにしました。

④ 通信とデータの扱いについて

本アプリが、お客様の指示なく、音声・動画・文字起こし結果・要約結果を外部へ送ることはありません。この点は今回のアップデートでも変わりません。

完了メールを設定した場合に限り、文字起こし結果を、ご自身で設定したメールサーバーから、ご自身で指定した宛先へ送ります。音声・動画ファイルの添付は既定ではオフで、オンにした場合だけ送ります。送るのは次の3つのときだけで、当社のサーバーは経由しません。

  • 自動フォルダでの文字起こし(自動要約をオンにしている場合は要約)が終わったとき
  • 一覧の行を右クリックして送り直したとき
  • 環境設定で「テスト送信」を押したとき
  • 宛先とメールサーバーの設定は、お使いのパソコンの中にだけ保存されます。パスワードは、Windowsの標準機能で暗号化して保存します。
  • 完了メールを設定しなければ、新たな通信は一切発生しません。
  • メールには文字起こしの内容が含まれます。社外秘の音声を扱う場合は、社内のメールサーバーと社内の宛先をお使いください。

更新のしかた

Ver.4.5.5 をお使いの方

アプリ画面右上の「?」ボタン→「更新」の「更新を確認」から、そのまま更新できます(取得するのは約36MBです)。ダウンロードもフォルダの入れ替えも要りません。単語登録・設定・文字起こしの履歴・ライセンス情報・AIチャットの履歴は、そのまま引き継がれます。

Ver.4.5.4 以前をお使いの方/新規にご利用の方

Ver.4.5.4 のアプリ内アップデートは正しく動かないため、アプリ一式(フォルダごと)の入れ替えをお願いします。文字起こしの履歴・設定・ライセンス情報はユーザーフォルダに保存されているため、そのまま引き継がれます。

  1. アプリを終了し、ダウンロードページから新しいZIPを取得します。
  2. ZIPを新しいフォルダに展開し、今お使いのフォルダと入れ替えてください。
  3. 単語登録(単語帳)・AIチャットの履歴・「整形前」テキストを引き継ぐには、今お使いのフォルダにある config フォルダを、新しいフォルダへ上書きコピーしてください。

NVIDIA GPU をお使いで「GPU追加パック」を入れている方は、入れ替え後にアプリの「?」→「更新」から入れ直してください。

※ アプリのフォルダの場所が分からないときは、アプリのショートカットを右クリック →「ファイルの場所を開く」で開けます。更新後の初回起動で青い保護画面(「WindowsによってPCが保護されました」)が出た場合は、「詳細情報」→「実行」で起動できます。